光が怖かった。 外からの光が入ってくると、いっしょにたくさんのこわさがやってくる。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。プリキュアおじさんです。

いや、youtuberかよ!はい、自重します。

 

今日も人生がにわかに楽しく、にわかにつまらない。私の人生には常に雨が降り注いでいる。

 

いきなり陰鬱な話で大変申し訳ないのだが、ぶっちゃけ私はスクールカースト最下位系の人間だ。カースト制度で言えば、そう。今までに存在した人の言葉を借りるならば

"シュードラ"だ。スクールシュードラ。学校における奴隷身分である"われわれ"は寄り集まって、日々昨夜観たアニメの話をし、またあるものは教室の隅っこでカバーのついたタイトル不明の本の上に血走った眼を全力疾走させている。

われわれのような下賤な存在はもちろん支配階級につき従うくらいしか能がないのだが、バラモンたちはそんなことはお構いなしに会話のボールを投げつけてくる。バラモンたちは自分たちとは違う世界に住んでいて、そこから伸びる光は私の目を突き刺し前後不覚に陥らせるには十分すぎるほどだった。バラモンたちの投げかける会話に追いつけず、顔に貼り付けた表情のせいで、明日の筋肉痛が確定した。どうしてバラモンたちは常にあんなに顔に笑顔があふれているのに顔に湿布を貼っていないのだろうか。

かくいう私は、教室の隅でスマホを弄っていた。フォッていうとちょっとダサいよね。

 

そう、私は最下位系ではなく"まごうことなく"最下位、最底辺だった。

 

私という生き物はただ少し繊細に生まれてきただけなはずなのに、どうしてこんなにも生きづらいのだろうか。言葉のキャッチボールにさんざん失敗してきた私にとって、ボールを投げられることは恐怖なのだった。

そりゃあ、毎日のように至近距離で顔面に向かってボールが投げられていたら、簡単なキャッチボールにも恐怖を覚えるだろうさ。私にとって「おはよう!」に「おはよう!」と返すことと「おはよう!へー!髪切ったんだ!」と返すことの間には、マリアナ海溝並みの溝があるということを、ぜひ知っておいてほしい。

 

そんなこんなで、外殻を貫くほどに引きこもり思想の私は、画面の向こうでしか友達を求める事が出来ないのであった。

寂しいさ。そりゃあ。

 

 

オチはない。最初っから最底辺だった私には。

 

 

 

何故羊がプリキュアおじさんをやっているのか気になる人はこちら。

pontaro0.hatenablog.com