光あれ

ひつじは考えることは苦手だし、顔も悪いし、頭も悪い。なので、人一倍にコンプレックスが肥大していた。風船のように爆発すればまだマシなのかもしれないが、熱気球のような作りをしているせいで、海の上で降りる陸地を探すというくらいにふわふわ、不安のままに浮いている。すぐに不安になってしまうのは特に悪い癖だ。

前もこんな内容の事を書いたかもしれない。在りし人が『コンプレックスを舞台にあげれば、それはロックだ』

 

kasuusagi.hatenablog.com

というタイトルのはてなブログを書いていたのを思い出したが、私はそこまで前向きに生きられる自信はない。死にたくはもっとない。(そしてそれは大槻ケンヂの引用だった。知らなかった)

 

鮮烈な経験を経て今があるわけではないけれど、今の私は過去の歴史なしには成り立つことは無い。歴史の連関性の中での自分なので、もう少しだけ、ポジティブに生きねば、と、思う。