日常

暇なので今読んでいるラノベから抜粋しておきます

 

人間の『成長』とは中学生までであり、高校生になったらその後は『衰退』ではないか。

「なに鼻息荒くしてるの」

隣の座席で窓の外に広がる海を眺めたまま、連れの女の子が呆れた風にぼくの憤りを指摘してくる。「何でもない」と答えながら、十三歳の彼女の横顔は美しいと再認識していた。

ああ、申し遅れたがぼくはロリコンだ。

特に性癖を隠す気はない。何かを隠すということは、ストレスを溜め込むことになる。それは健康を損ねることに繫がるだろう。

 

 

入間人間嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-日常の価値は非凡-』

(電撃文庫 2009年)