大好きなのは ①

Twitterをやっているだろうか。言わずと知れた、青い鳥さんである。え、フェイスブック?知らない子だなあ、30年位前のヤツ?冗談である。

 

私がTwitterを始めたのは自意識がむくむくと膨らんでいる中坊の期間、その2学年の時のことだったような気がする。確か、暑い日だった。学校に居場所がなく、どこか違う土俵で相撲を取りたいと思ったデブ(こと私)の行きついた先が新参気鋭のSNSTwitterだった。当時は自分が所有している電子機器なんて一昔前のPSPやDSしかなく、音楽を聴くためなんていうご立派な建前だけでアンドロイドを搭載しただけのポンコツウォークマンを手に入れたのだった。およそ1年分のお小遣いと引き換えに。だが、今の自分はこの痛い出費あってこそだと、今だから、強く思う。

そんな自分が初めて作ったアカウントの名前は!!!!!!!!

君の名前は!!!!!!

 

 

 

 

 

言えねえ!!!!!!

 

 

 

 

 

というか、絶対言わない。どんな拷問を受けても、自白剤を打たれても、仮にファラリスの牡牛にかけられてハーブで臭いを消されても、アイアンメイデンに入れられて後ろの処女を儚く散らされても、ぜっっっっっっっっっっっったいに言わない。それだけの確固たる意志がそこにはある!お前はスパイか何かか!!否、私は自分の黒歴史をこの世に存在させることが許せないだけである。バレたら天国への扉が開いちゃうよ…いや、地獄行きである。1050年地下行きである。カイジの世界である。そう、この独白は自分の中でも結構な賭けなのである。バレたら人生終わりだし。

 

よって名前は伏せさせていただくのだが、それはまごうことなくオタクのアカウントだった。しかも只のオタクではなくて、とてもキモいオタクのアカウントだった。つらい。

 

毎朝起きると端末に飛びつき、深夜に観たアニメの話をし、学校に行き、希薄な人間関係の中で薄ーーーいライトノベルを読んで過ごし、給食の時には一人だけ席が離れていて、掃除の時間には自分以外掃除場所には来なかったが学校が終わると走って家に帰り人との繋がりを求めてタグ( #をつけてツイートすること)乱用を繰り返していた。当時、私は人との繋がりに飢えていた。それが画面越しの対話だとしてもそこに確かに人の息づきを感じていたのである。仲の良くなった人同士でペア画をし、絵の上手い人からはアイコンを書いてもらい(トレスでいうと木口アイコンとか)、まさにネット、睡眠、ネット、睡眠の黄金サイクルが形成されていたのである。回り続けるハムスターの気持ちがわかる気がする。すごいぞ!ハム太郎!!!業が深い。深すぎである。大地溝帯である。そんな自分にも一つの転機があったような気がする。それは、ツイキャス配信を知ったことだった。いつもどおりネットの海にダイブしていると(かっこよく言っているがただのニートもどきである)、とある相互のフォロワーがツイキャス配信をしていたのだった。何気なくURLをタップしてみる。

 

 

 

 

 

 

そのフォロワーは、男だと思ってたのに女の子の声をしていた。

 

 

 

 

 

この時点で私は声がこうしくん な ハム太郎になったのである。

 

 

 

 

 

続く。

 

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