「東京では、こんなに青く澄んだ水は、想像も出来ませんわ。」

埋もれてしまった。私は都会の焼けたコンクリートに寝転がりながらそう思った。

背中が熱い。SNSも社会も評価主義ばかりで嫌になる。たかだか20や30のいいねボタンのために1000もの日常の呟きを犠牲にして自分の言葉をクローゼットに押し込めているなんて馬鹿みたいだ。

架空の存在になるんじゃなくて生の声を聴かせてくれ。パロールを届けてくれ。

巨人のように大きな足音を響かせてくれ。