手を替え品を替え 身悶え

日々は辛く厳しく

人は思い通りにならない

 

本当に品性のある人は品性について語らない、そういう意味でわたしたちは同類

私にはあるべき頭が足りないけれど、あなたにはあるべき秩序が足りない

あなたにはあるべき決断力がないし、私は愚鈍と呼べるほど察しの悪い人間ではない

 

レッテルとしての「元好きだった人」さえこの世にいなければ、まだ平常心を保てた。

 

「なんでも興味ない人だから、何言ってもふーんで済む」なら「いま恋人がいる」の一言くらい言ってほしかった。

だって、ふーんで済むなら、壊れる関係性がないもんね。何を恐れているんだか。

これは私の考える理屈。

 

多分、ことわりの外に生きている人は、この論法では、自己愛性もごもごを拗らせてしまうだけなんだろう。攻撃しているわけでも、超面倒臭いわけでもないんだよ!

ただ、恋人がいるっていうパーソナリティを明かさずに、「元好きだった人」である異性と泊まりがけの旅行に行って、寝る前に希望ないねみたいな話をするのは、ちょっと、

 

自分がされたらどう思う?

 

ことわりの外にいるからわからない?

それは、想像力を養ってこなかったことを認めたくないから言っている詭弁だと思うよ。多分。

 

これも私の理屈。

 

あなたの理屈はこう。

わたしは彼が「元好きだった人」である事実を捨てるつもりはないし、公言をやめない。

あなたが同じことをしたらどうなるかはわからない(なぜならやらないから)。

私は自由にやるから、私が嫌なことはしないでほしいし、現実も見たくない。(でも、あなたも自由にやっていいんだよ、と言い切る優しさがある!可愛い、好き)

 

お互い意見をテーブルに出してみたが、

どうにもこうにもうまくいかなくて、

けど、だからといって嫌いになる程私は理性的でもなく、あなたはどう思っているのかもわからないし、更に私はもう身も心も捧げ切ってしまっているので、余計に理屈が胃を攻撃して、ついさっき穴が空いたばかりだ。

信仰には苦難が付き纏うものどすなぁ。

 

春風が寒い。

 

ああ、空が、嫉妬心が、春の山が、燃えているね。

 

 

無言、遠隔で本人に伝わらない呪いは罪に問われないらしいから、取り急ぎ詳しい知り合いにでも聞いてみるか。

 

かしこ。